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地震に備えて

地震時は何が凶器になるかわかりません。被害を最小限にくい止めるため、家庭内での危険防止策は念入りに立てましょう。
日ごろどんなに冷静でも非常時は動揺してしまうものです。落ち着いて行動がとれるよう「いざという時の行動」を十分年頭に入れておきましょう。

地震の知識

日本は世界でも有数の地震多発国です。地震予知連絡会をはじめとする関係各機関が地震予知に関する研究に取り組んでいますが、いまだ完全な予知方法は確立されていません。地震の恐ろしさをいやというほど体験させられた私たちにとっては、地震に対する正しい知識を身につけることがこれからますます大切になってきました。

なぜ、地震はおこるの?

地球は岩石で構成されていますが、その表面を覆っているプレートがゆっくりと動いているために歪みのエネルギーが蓄積され、限界に達すると跳ね返ります。
この衝撃が地表まで伝わり地盤を振動させて起きるのが地震です。
特に日本は4つのプレートがぶつかり合う所に位置しているため、地震が起きやすいのです。

震度とは?

地震のとき、ある地点での揺れの大きさを表すものを震度といい、わが国では0~7までの震度階級で表しています。
一般的には地震の規模が大きくても震源から離れていれば震度は小さくなります。

マグニチュードとは?

マグニチュード(M)とは地震そのものの規模を表す数値です。
震源からでる1回の地震エネルギーの大きさをいい、震源の位置、深さとともに発表されます。

家具の転倒防止

身の安全を守るため、まず、家具を固定するなどして家の中から危険を無くす工夫をしましょう。
震度5以上になると、ほとんどの家具が倒れて、とても危険な状態になります。
しかし、こうした事故はちょっとした工夫で防止できます。

冷蔵庫を傷つけない

冷蔵庫にはキャスターが付いているので、意外と動きやすいものです。
これを固定するには、本棚用のL字型金具(筋交いのあるもの)を利用します。
冷蔵庫側の板と冷蔵庫本体との間に、発砲スチロールをはさみ込むと、冷蔵庫を傷つけることがありません。

釘を使わないで固定

居間においてある家財道具のうち、どうしても必要な家具、たとえばタンス、電灯、テレビなどは、動かないように固定したほうが良いです。
また、額縁や洋服ダンスなどは、なるべく他の部屋へ移動した方が良いでしょう。
タンスは分割できるようになっているので、継ぎ目をテープで固定し、天井とのすき間を発砲スチロールでうめるとよいでしょう。
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