海や河川、プール等での事故を防ごう
海や河川、プール等での「おぼれる」事故は、命の危険につながる可能性が非常に高いです。
事故防止のため、以下のことに注意しましょう。
事故防止のため、以下のことに注意しましょう。
- 子どもと一緒の場合は、子どもから目を離さず、保護者や大人が必ず付き添って遊びましょう。
- 子どもが泳いでいる時は、監視員がいる場所でも油断せず注意をしましょう。
- 飲酒しての遊泳は、大変危険ですので止めましょう。
- 海や河川では、気象状況に注意し、遊びを中断したり延期することも大切です。
- 海や河川では、ライフジャケットの着用するなど、事故防止に努めましょう。
海の生物による事故
アンドンクラゲ
【応急手当】
- 最初に海水で洗い流す。
- 刺胞が見える時は、ピンセット又はゴム手袋等で取り除く。
- 受傷部位を氷のう等で冷やし、傷病者の保温と安静に努める。
- もし意識状態が悪化し、呼吸がなくなったら心肺蘇生法を行う。
オニダルマオコゼ
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【応急手当】
- 傷口を洗浄し、棘があれば慎重に抜く。
- 40~45℃のお湯に30~60分くらいつける。(痛みが緩和)
- その後、医療機関へ受診させる。
ミノカサゴ
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【応急手当】
- 傷口を洗浄し、棘があれば慎重に抜く。
- 40~45℃のお湯に30~60分くらいつける。(痛みが緩和)
- その後、医療機関へ受診させる。
ゴンスイ
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【応急手当】
- 傷口から毒をしぼり出し、40~45℃のお湯に浸ける。(痛みが緩和)
- その後、医療機関へ受診させる。
ガンガゼ
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【応急手当】
- 棘は折れ易く体内に多数残されやすいので、医療機関で取り出してもらうほうが無難。
- 受傷部位40~45℃のお湯に浸けると痛みは和らぐ。
ヒョウモンダコ
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【応急手当】
- 咬まれたら毒をしぼり出す。(決して口で吸い出したりしないこと。)
- 受傷部位をきつく縛る。
- ただちに医療機関へ搬送する。
- 呼吸停止や心停止に陥った場合には、心肺蘇生法を実施する。
その他の応急処置
症状と病態
釣り針やクギなどが刺さった時に一番心配されるのは、刺さったものが汚染されていることです。傷口は小さくても内部に菌が入り込み、化膿したり感染症を起こす場合もあります。
破傷風菌に感染するのは刺し傷が多く、命にも関わりかねませんので、応急処置後には必ず医師の診察を受け、適切な処置を受ける必要があります。
クギは比較的簡単に抜くことができますが、釣り針には釣った魚が外れないように「返し」があるので、引っ張っても抜けません。無理に抜こうとすると損傷を広げることが考えられますので、深めに刺さっていたらそのままの状態で受診しましょう。
刺さったものが抜けている場合でも、体内に一部が残っているのは危険ですので、抜けたクギや釣り針は捨てずに受診時に持参して、医師に見せます。
応急処置
- クギは、刺さっている方向をよく見て、ペンチなどでまっすぐ一気に引き抜く。釣り針は、皮膚の表面に近いところに刺さっているならば、針先を皮膚の外に押し出すようにし、「返し」の部分をペンチなどで潰すか切断してから抜き取る。
※深く刺さっているならば、抜かずにそのまま外科を受診します。 - 抜いた後の傷口から血を絞り出す。
- 消毒して絆創膏などでガードする。